認定看護師インタビュー④
摂食嚥下障害看護認定看護師 村松 貴志
浜松赤十字病院を選んだ理由は?
看護学校に入学する前は、外国語大学を卒業していたこともあり、入社当初は国際救援に興味があり、赤十字病院に入社することにしました。
浜松赤十字病院の職場環境はどうですか?
それほど大きくない病院なので、お互い顔が見える関係性の中で、直接コミュニケーションをとりながら仕事を進めていくことができる点が良いと思います。
認定看護師資格を取得したきっかけは?
最初は口腔ケア(患者さんの口の中をきれいにすること)に興味を持ちました。外科の病棟で働いていたとき、2年以上ご飯を口から食べられず、話すこともままならない方と出会いました。その方の口が綺麗になっていくことで、今まで口から食事ができなかった患者さんが話せるようになり、口からご飯を食べて退院することができました。患者さんも嬉しかったと思いますし、私にとってもとても嬉しい看護経験となりました。そのことをきっかけに、少しでも多くの方が口から食べられるようにサポートしたいと考え、摂食嚥下障害看護(食べたり飲んだりする機能が低下した方への看護)の認定看護師を志しました。
活動の実際を教えてください
患者さんの口腔ケアに回ったり、嚥下機能検査(飲み込みの機能を調べる検査)に立ち会って、患者さんの嚥下機能を評価しています。また、院内の患者さんが、入院中に窒息や飲み込みの機能低下による肺炎を起こしたりしないよう、院内のシステム作りを行っています。また、新人さんの研修を行ったり、看護師からの飲み込みや口腔ケアに関する相談に乗ったりしています。
やりがいを感じるのはどんなときですか?
口腔ケアをすることで、患者さんが気持ちよいと感じる時間を提供できたり、食事をしっかりと口から食べることができるようになった姿をみるときに、やりがいを感じます。
これから看護師になる方へのメッセージをお願いします
正直、大変なことは色々あります。ですが、それ以上に楽しく、やりがいを感じられる仕事だと思います。また、同じ日が一つとして無い、退屈しない日々です。いつか、ご一緒に働ける日を楽しみにしています。