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呼吸器内科


呼吸器内科のご紹介です。

診療日等については、外来診療担当医表をご覧ください。

科の紹介

呼吸器内科は、気管支とその先にある肺自体の病気を担当する科です。気管支や肺にはバイ菌による感染症(急性気管支炎、肺炎、肺結核など)の他、肺癌を代表とする腫瘍、さらには気管支喘息、間質性肺炎といったアレルギーや免疫異常による病気まで色々な病気が生じます。
呼吸器内科では咳や痰などの呼吸器症状や胸のレントゲンや胸部CTの異常な影から、それがどの病気によるのかを診断して適切に治療します。
当科は、日本呼吸器学会・日本感染症学会の認定施設です。

対象疾患と診療内容

1. 気管支喘息

当院には多くの喘息患者の方が通院されています。風邪の後にいつも咳が続く、明け方に苦しくなるほどの症状がある方は喘息の疑いがありますので、一度受診をおすすめします。
気管支喘息治療の中心は吸入ステロイド剤ですが、吸入回数や器具の異なる複数の薬剤があり、個々の患者さんに適した薬剤の選択ができるように努めています。吸入治療や内服薬でコントロール困難な患者さんに対しては注射薬による治療も行っております。

2. 「健康診断で胸の影を指摘された」

「健康診断で胸の影を指摘された」という患者様はまず胸部CTを撮影します。当院では放射線科(CTやMRIを読影する専門医)の医師とダブルチェックをおこない、必要と判断された患者様に気管支のカメラを施行し影の原因となる病気の診断をします。当院では気管支のカメラの際にノドと気管支の中に十分麻酔をおこない、さらに注射でも眠り薬を使って検査をします。そのため、半分以上の患者様が「楽に検査ができた」とおっしゃいます。

3. 肺癌

手術のできない肺癌の患者様には抗癌剤を用いた点滴治療(化学療法)をおこないます。最近の抗癌剤は以前のような強い吐き気などの副作用は少なく、外見からはまったく抗癌剤治療をしているように見えない患者様もおられます。状態の良い方、副作用の軽い方はできるだけ外来で治療をおこない、より自宅で長く過ごせるよう配慮しています。
また、呼吸器科病棟には緩和ケアの専門看護師がおり、末期癌の患者様にもより楽な生活ができるよう、無理のない緩和治療をおこなっています。

4. 間質性肺炎

間質性肺炎は、免疫の異常により肺が数カ月から数年かけて固くなっていく病気です。当科ではこれまでも多くの間質性肺炎の診断と治療を手がけてきました。ステロイド剤による治療の他、免疫抑制剤も使用して高い治療効果を得ています。
最近では肺の繊維化を抑えるお薬があり、効果がみられています。

5. 慢性閉塞性肺疾患(COPD、肺気腫)

タバコ病である肺気腫は、肺の慢性的な炎症性の病気で、息切れや咳・痰などの症状がみられます。また上気道炎や気管支炎などの感染をきっかけに喘息のような喘鳴発作を起こして急性増悪を来し入院治療を要することもあります。症状の改善や急性増悪の抑制のために吸入薬を中心とした薬剤治療を行っています。入院治療においては呼吸器リハビリテーションや酸素治療・補助換気療法の導入なども行っています。慢性呼吸器疾患認定看護師やリハビリテーションスタッフなどと協力して患者さんの生活の質の向上を目指しています。

6.細菌性肺炎、非結核性抗酸菌症

細菌性肺炎などの呼吸器感染症に対しては、喀痰や血液検査、各種迅速検査などにより原因病原体を検索し適切な抗菌薬治療を行っています。近年胸部健診を契機に非結核性抗酸菌症と診断される方が増加しており、喀痰培養検査や気管支鏡検査による診断、治療を行っています。

医師の紹介

佐藤 雅樹(さとう まさき)

院長補佐・呼吸器内科部長

佐藤雅樹

佐藤 雅樹

出身校 浜松医科大学
認定医・専門医 医学博士
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
日本アレルギー学会専門医
日本感染症学会感染症専門医・指導医
日本結核病学会結核・抗酸菌症指導医
インフェクションコントロールドクター
専門分野 呼吸器疾患一般
呼吸器感染症
喘息
COPD
肺癌

中野 秀樹(なかの ひでき)

感染症内科部長

中野秀樹

中野 秀樹

出身校 浜松医科大学
認定医・専門医 医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会専門医
専門分野 呼吸器疾患一般
内科疾患全般

美甘 真史(みかも まさし)

呼吸器内科医師

美甘 真史

出身校 浜松医科大学
認定医・専門医 日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医
日本結核・非結核性抗酸菌症学会結核・抗酸菌症認医
専門分野