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2023年9月


2023年9月に浜松赤十字病院にて行なわれた出来事等をお知らせします。

令和5年度静岡県・浜松市・湖西市総合防災訓練 参加報告

 9月3日(日)、南海トラフ巨大地震を想定した「令和5年度静岡県・浜松市・湖西市総合防災訓練」が開催されました。浜松市内では18ヵ所が訓練会場となり、当院もそのひとつとして訓練に参加しました。
 当院では、災害拠点病院として、活動拠点本部の立ち上げ、多数傷病者の受け入れ訓練、浜松市との協定に基づき設置された病院前救護所の運営訓練、浜松市消防ヘリや自衛隊ヘリを使用した広域医療搬送訓練を行いました。

 訓練には、当院からは約90名の職員が参加、また、浜松市や浜松市浜北医師会、薬剤師会、浜松市消防局、日本赤十字社静岡県支部、静岡県看護協会、看護学生、近隣自治会などから約110名、県内の災害拠点病院からDMAT9チーム(約50名)が参加しました。

 特に今回の訓練は多くの他団体と連携し、共同で病院前救護所の運営をいかにスムーズに行うかをテーマに実施しました。
 病院前救護所とは発災直後に病院の敷地内に設置される救護所であり、救護所ではトリアージと軽症者への応急処置が行われます。病院前救護所が設置されることで、軽症者の治療は病院前救護所、中等症や重症者は病院で治療することで、効率よく多くの負傷者を救助できます。

 病院前救護所では、発災直後を想定しているため、エアテントの立ち上げや簡易ベッドの組み立て、必要資器材の準備などは当院職員が行い、継続的な運営を浜松市からの要請により参集した医師会の先生方や市の職員等が行うこととしています。
 今回の訓練も実災害を想定し、病院前救護所としてエアテント4張を立ち上げ、当院職員による受け入れ開始後に、参集した医師会の先生方や浜松市職員、保健所職員などに運営を引き継ぎました。

 今回の訓練で、多くの団体と一緒に訓練できたことは大変貴重な経験となりました。災害拠点病院としての受入れを強化しつつ、病院前救護所の運営に関しても、熟達できるよう、さらなる訓練を実施して行きたいと思います。